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エピソード

子供が生まれてから意識が変わった! 〜水野染工場だからできるコト〜

印染販売部

前田 龍人

水野染工場は「ものづくり」が大好きな集団

自分でデザインをした大漁旗を家族にプレゼントしたり、娘さんのバスケットボールチーム用にぬいぐるみのユニフォームを作成したり、子供が書いた文字を使ってクッションを作成したり… 印染製品を作り、自ら使用する事でお客様の立場に立って考える事ができます。 販売課の前田さんもその一人。 生まれたお子さんのために大漁旗をデザインから作り上げました。

「子供が生まれてから意識が変わりました!」

販売課の前田さんは入社9年目。
お客様に直接対応する立場として毎日奮闘する日々でした。
その奮闘する日々の中、新たな命が誕生した事をキッカケに意識が変わっていったと言います。
「子供が生まれるまでは、売っている立場なのに印染製品をほとんど使ったことがなくて…」

そんな日々の中、産声をあげた息子の虎汰郎くん。
小さな体で、震えながら力いっぱい元気に泣いている自分の息子を見て、

「この子に何かしてあげたい」
そう、素直に思ったそうです。 
そして、息子が大きくなった時に自分の仕事に誇りを持ち、一生懸命働く背中を見せてあげたい!!
ー前田さんの中で意識が変わった瞬間でした。

「染物を通して人との繋がりを大切にしたい」

「何かしてあげたい」
と、考えた前田さんは、まず大漁旗(節句旗)を自分で一から作る事に。

自分の名前に「龍」、息子の名前に「虎」が入っているので龍と虎の図案を考え、力強く鮮やかな配色で他にはない世界でたった一つだけの素晴らしい大漁旗が出来上がりました!

ー改めて、発色の良さ・縫製の素晴らしさに気づいたー

「今回は家に飾ったり・実際に使用してみて、お客様の気持ちがわかったのと、改めて発色の良さ・自社の縫製の素晴らしさに気づきました!自分で作って確認したからこそ、お客様にも自信を持って勧められますしね。」
そう笑顔で語る前田さんは自信に満ち溢れていました!

最後に、お子さんについて「どんな子になってほしいですか?」と質問をした所、
「日本の伝統文化を自分と一緒に楽しんで、四季の素晴らしさを感じる様な、感性のある子に育ってほしいな、と思います。」と答えてくれました。

ーそして続けて
「バーチャルな繋がりが多い世の中だからこそ、自分自身 伝統や文化を大切にして、染物を通して人との繋がりを大切にしたい」と語ってくれました。

お子様が生まれた事をキッカケに、意識が変わり物の見方も変わる。
大切な人のために、自分は何ができるか…私も親として色々考えさせられました!

染物を通して伝統や文化に触れる事。水野染工場だからできるコトなのではないでしょうか。