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半纏・法被の作り方・仕立て方

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半纏・法被の仕立て方について

説明

半纏(はんてん)、法被(はっぴ)の仕立て方は、地域や会によって袖、衿、裾などの仕立て方が違う場合がございます。
袖なし、飾り袖、R仕立て、創作型法被など、お客様のご要望に合った仕立て方にて製作致しますので、お気軽にご相談ください。
特にご要望が無い場合は、弊社通常仕立てで製作させていただきます。

主な袖のかたち

半纏の袖の形状については、大きく分けて3種類あります。
一般的な「通常仕立て」、袖の無い「袖なし仕立て」、袖が少し付いた「飾り袖」です。

  • 通常仕立て

    一般的な半纏・法被に使用する通常の袖です。

  • 袖なし

    太鼓半纏によく使用する袖です。

  • 飾り袖

    太鼓半纏・踊り衣装によく使用する袖です。

  • 図解でご紹介している袖の他にも、袖付と袖口の長さを同じに仕立てる「平袖」や、上記通常仕立てよりも更に袖口をつぼめて仕立てる「鉄砲袖」などがございます。

    半纏・法被製作の際に、ご希望の仕立て方がございましたら、お気軽にご相談下さい。

袖口裏の生地について

袖口裏の柄も数種類ご用意しております。
またオリジナルデザインの生地をお付けして製作することも可能です。
詳しくは「よくある質問」ページの袖口裏についてをご参照ください。

袖付・脇部分の仕立て方

袖付・脇部分の仕立て方については、大きく分けて2種類あります。
直線的に仕立てる「通常仕立て」と、湾曲に仕立てる「R仕立て」です。

  • 通常仕立て

    通常の半纏の仕立て
    袖付・脇の部分をストレートに仕立てます。
    通常はこちらの仕立て方になります。

  • R(アール)仕立て

    r_moji
    袖付・脇の部分を湾曲に仕立てます。
    神輿半纏によく用いられ、体に馴染み易い仕立て方です。

衿・裾の仕立て方

衿裾の仕立て方は、大きく分けて2種類あります。
「タタキ」、「おとし」です。

  • 衿タタキ

    衿タタキ
    衿の上からステッチします。
    タタキの場合は、裾もタタキますので衿が丈夫になります。

    • ※主に、イベント用半纏でよく使用する仕立て方です。
  • 衿おとし

    衿おとし
    衿と身頃のキワを縫います。
    衿裾はステッチをせず、内縫いします。
    衿がフワッと見えます。

    • ※主に、神輿半纏や高級印半纏によく使用する仕立て方です。

背縫い・背摘みについて

背の中心で生地を継ぐ仕立て方で、神輿半纏や高級印半纏に多くみられる仕立て方です。

  • ※近年では広巾生地を背割れなしで仕立てる半纏も一般的に多いです。
  • 背縫い、背つまみについて

    背縫い
    2枚の小巾生地を背の中心で継ぐ仕立て方です。
    また、背つまみができない厚手の広巾生地を2枚に切って仕立てる場合もございます。

    背つまみ
    広巾生地を背の中心で「つまんで」継ぐ仕立て方です。

お家で半纏を作りたいと考えている方は、「お家で作る作業工程」ページをご参照下さい。
半纏の展開図や仕立て方などをご紹介しております。
背紋(大紋)、衿文字は、アイロンプリントでプリントした例をご紹介しております。

知っておきたい「半纏」の豆知識!

江戸時代から広く一般に普及し始めた「半纏」、歴史の中で表記や呼び名、染色方法など、半纏を取り巻く文化は少しずつ移り変わりを見せています。祭り衣装や仕事着として日本で広く愛用されている「半纏」の豆知識をお届けします。

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